炭化、低温着火とは何か!? 材木にある程度の高い熱を加え続けると、材木の水分が蒸発し、さらに酸素や水素なども無くなり、炭素だけが残ってしまうことを「炭化」と言います。 また、炭化した材木は通常よりも、低い温度で発火する場合があります。それを、「低温着火」といいます。 家庭内でこの「炭化」「低温着火」が起こりやすい場所が、キッチンです。そして何よりも怖いのは、この現象は壁の中で起こっていることが多く目に見えないために気づいていない人がほとんどです。そして着火してしまうと、最悪の場合、壁の中で燃え広がり火災へと発展してしまう可能性があるということです。 炭化し始めている事に気づくには何に気を付ければ良いのでしょう。 まずは、お家のガスコンロ(IHクッキングヒーターは大丈夫です)が側面の壁にピッタリと着いていませんか? 現在の建物はガスコンロと壁の隙間は15cm以上空いていなくてはいけません。 ガスコンロと接している壁が焦げたり、ふくれたり、していませんか? このような設置状況や症状の見られるキッチンは注意また改善することをお勧めします。 気になる方はお気軽にご相談下さい。 注意!! ガスコンロと接している壁が耐火仕様のタイルや石膏ボード、ステンレス貼りしてある場合も油断ができません。石膏ボードの上にタイルを貼ってあったり、ステンレスを貼っていても、壁にガスコンロを着けて設置してあると、やはり 「炭化」しやすく、「低温着火」の危険性があります。 |
下の写真は鉄筋コンクリート造の建物で、断熱 材の上に、石膏ボードそしてタイルを貼った壁でした 。そこにガスコンロが接した状態で設置してあったた めに「炭化」してしまった写真です。 写真をクリックすると、その他に数枚の炭化写真を 見ることができます。 |